ゆたんぽを抱いて寝る。

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【町中華放浪記】大森駅 王府家宴(おうふかえん)「青椒肉絲定食」820円、セット餃子200円

満足です

 

アーケードもあって探索しがいのある街大森

京浜東北線大森駅

品川からも川崎からも二駅と、なにかとアクセスの良い割にあまりゴミゴミしていない駅だ。駅前には昔ながらのアーケード街もあり、飲食店を中心にちょうどいい具合の人が出入りしている。

諸用を済ませ、昼食場所を探しながらふらふらと歩いていた筆者の目に、一軒の中華屋が留まる。王府家宴(おうふかえん)、意味はさっぱりわからないが、店の佇まいといい漂うオーラといい、実におあつらえ向きな予感がする。決めた、今日の昼飯はここにしよう。

 

怪シぃ日本語の中華屋も、今や゙ 絶滅危惧種

お冷が水じゃなくお茶なあたりがなんとも町中華で良い。店員は二人、お互いとそして常連と思わしき男性とは中国語で会話している。そして注目すべきは、これ。

怪しい日本語だ!!!!

 

もはや絶滅危惧種に近づいている、怪しい日本語が書かれたメニュー。これは期待が持てる。

 

そんな中で筆者が選んだのは、青椒肉絲定食。デザートまで付いて820円はお得である。しかし、問題はお得感よりも味。

5分程待って、料理がご到着だ。

うん、やはり定食は机の上がぐっと華やかになるこの感じがすきだ。一品一品ちゃんと作られているのが、見た目からわかる。空腹を誘う香りを先に味わってから、まずはスープを一口。

ん……ほんのり塩味と出汁の味、具材の旨味が効いたやさしい味。筆者は醤油ベースの中華スープも好きだが、実はこっちのタイプのスープも好きなのだ。

 

さて、お待ちかねの青椒肉絲

果たしてそのお味は。

 

 

 

これだよこれ。本格中華の基礎がしっかりのあって、そこからきっちり日本向けにローカライズされた絶妙な青椒肉絲。肉の旨味と筍の食感、ピーマンのほんのりとした苦みが口の中で渾然一体となり、幸せで満たされていく。そしてすかさず白飯を放り込む。んまい。完全に白飯にアジャストされた味付けだ。中華料理はツマミとしての側面が強いのでついつい酒を求めがちだが、こと青椒肉絲だけは筆者は完全にメシのおかずとしてそばにおいておきたい、それくらいメシに合う。この青椒肉絲もまた、その中のひとりとして筆者の中に深く刻まれていった。

 

最後に、追加で注文した餃子。

タネは肉多めで生姜の効いた味付け。筆者はいつもどおり醤油+ラー油でいただいたが、このくらいしっかり味がついているのであれば、あるいは何もつけないか酢コショウでいただくのも良いかもしれない。後から知ったが、これがウワサの蒲田餃子というやつだったらしい。なるほど。

なによりこの餃子、セットにすると320円が200円になるというオトク仕様。これが200円なのもバグってるしそもそも6個入って320円なのは完全にバグである。

 

次は麻婆春雨にしよう

後ろで麻婆春雨定食を食べているお客がいた。見るからに美味そう、いやアレは絶対に美味い。そして絶対にメシに合う。次があるかはわからないが、次があれば麻婆春雨に決めた。

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