ゆたんぽを抱いて寝る。

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【春風亭昇也師匠主任】2024.3.20 浅草演芸ホール三月中席夜の部【寿 桂空治二ツ目昇進】

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これは写真撮影の師匠

 

祝日は浅草で寄席を

つい先日。陽気に恵まれた春のお彼岸の日に、浅草演芸ホールの夜席にお邪魔してまいりました。

池袋に続き、空治さんの二ツ目昇進祝いも兼ねた番組です。もちろん、トリの昇也師匠の実力は筆者もよく知ってます。そんな春分の日の寄席は、明るいお客さんが多くて楽しい時間になりました。

 

弟子から師匠へ、親友から親友へとバトンを繋ぐ。それが寄席

平林 滝川はち水鯉

瀧川鯉朝師匠の弟子で、この9月に二ツ目昇進が発表されたはち水鯉さん。さすが鯉朝門下と言うかなんというか、なかなかにぶっ飛んだ「平林」でしたね。前に見たときより堂々としていて、二ツ目が楽しみな前座さんです。

 

無学者は論に負けず(やかん) 桂空治

拍手や掛け声とともに高座に現れ、拍手芸(?)までやってのける空治さん。相変わらず二ツ目とは思えぬ堂々とした立ち居振る舞いです。マクラは師匠のエピソードなんですが、もうすっかり完成されてますね。さすが前座の頃から方々の会でやった甲斐があるというもの。

根多は本日も「やかん」。いやはや、しかし何度見ても笑いが絶えない。根問い物特有の知ったかぶりが見事ですね。この日は講釈の場面で拍手が起きるなど。明るいお客さんでなによりです。

 

源平盛衰記 桂文治

この芝居、中トリは文治師匠です。寄席の文治師匠はさほどマクラは振らずスッと噺に入ります。そしてこの日の根多は得意の「源平盛衰記

まるでマクラの延長のような雑談のような小咄のようなところから、急に源平合戦の物語が差し込まれる。いいところで――また小咄へ。とかくこの日は鉄板になっている池袋演芸場イジりから政治家への皮肉から、これはやっぱり寄席ならではよなぁと思わせてくれる楽しい「源平盛衰記」でした。

 

漫談 ねづっち

ここ2年ほどでyoutubeshortsがバズったねづっち先生ですが、漫談の実力も本当に高くて。さすが長年ステージで活躍し続けるだけあるなってくらいに漫談のクオリティが高い。それでいてちょっとずつ謎掛けも入れていく唯一無二のスタイルなので、まじで無敵なんですよ。その姿はまさに朝のラッシュがすごい電車みたいですよね。そう、どちらもさいきょう(最強/埼京)ってね。

お題は「メロンソーダ」「芸術選奨新人賞」「桂空治さん」の3つ。どれも本当に見事でした。また見たいです。

「後に待つ親友と出番交代です」の友情がアツい。

 

百年目 春風亭昇也

さぁトリに上がるのは昇也師匠。古典も新作もどちらもやれる名プレイヤーな昇也師匠ですが、この日かけたのは春の根多の中でも大根田「百年目」

お硬いと思わせておいて実は影で騒ぎ倒している番頭と、それを見てしまう旦那の噺。太鼓持ちのどこか間抜けな感じや番頭さんの大しくじりっぷり、自責の念に駆られて出ていこうとしたりやっぱりやめてみたり、その様子が面白くてずっと笑ってました。

長尺の根多ながら途中ダレることはないし、とにかく解像度が高くて誰も置き去りにしないのが魅力だなと見るたびに思わされます。番頭さんの慌てっぷりと旦那の人となりがしっかり描かれていて、お花見の浮かれた空気感が春らしくて非常に心地よい。終わってみればずっと良いリレーで、楽しい楽しい芝居でした。

 

 

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