これは昨年の鍋
県内のニュース、続いては今が旬を迎えている鳥の水炊き漁の話題です
11月も後半に差し掛かり、ド田舎県クソ田舎地方では今、毎年恒例の鳥の水炊き漁がピークを迎えています。それでは、現地から中継です。LITさーん。
はーい、こちらド田舎県クソ田舎地方のLITです。
それでは早速、今まさに水揚げされたばかりの鳥の水炊きをごらんいただきたいと思います。
こちらです、どうぞ!
いやぁ、見事な鳥の水炊きですね。透き通った汁と、白菜・鶏肉・人参・ネギというシンプルな構成。蓋をとった瞬間からいい香りが漂ってきます。実においしそうですねぇ。
ではここで、鳥の水炊き漁一筋45年のlitorumanさんにインタビューしてみましょう。
litorumanさん、今年の鳥の水炊きの獲れ具合はいかがですか?
――はい、昨年は暖冬の影響で不漁が続いていましたが、今年は早々に厳しい寒さがやってきたせいもあり、非常に豊漁となっています。
今年の鳥の水炊きの特徴などはいかがですか?
――えー、例年に比べますと白菜の割合が多く、鍋スープは水と少量の酒、ほんだしのみという素材の味が楽しめる物が多く獲れています。全体的に身が引き締まっており、ごはんのお供に酒の肴と、楽しみ方も多く期待されますね。
いただく際はどのような調味料が合うでしょうか?
――何も考えずにポン酢だけでいただける美味しさが、今年の鳥の水炊きの特徴ですね。柚子胡椒を少し入れてアクセントにするという楽しみ方もいいと思います。
今年は非常に豊漁ということもあり、皆様の食卓に並ぶ日も近いのではないでしょうか。以上、現場から中継でお伝えしました。
続いても鍋の話題。こちらは、今まさに収穫の時期を迎えているキムチ鍋の話題です
数年前に日本でも栽培が始まったキムチ鍋。東北や北海道で冬を迎えるこの時期、畑で採れた新鮮なキムチ鍋が全国に向けて出荷されていきます。今回は収穫を終えたばかりのキムチ鍋畑から、LITリポーターと中継が繋がっています。LITさーん。
はーい。私は今、つい先程まで収穫作業を行っていたキムチ鍋畑にきています。まずは、採れたばかりの新鮮なキムチ鍋を皆さんにお見せしたいと思います。
こちらでーす!
いやぁ、見事に真っ赤な輝き。これぞまさしく、採れたてのキムチ鍋です。画面越しではちょっと伝わりにくいかもしれませんが、まだ白い湯気が立ち上っています。これが収穫したばかり、新鮮な証拠ですね。
では、早速頂いていきましょう。
……うん、美味しい!
口に入れた瞬間、具材に染み込んだ鍋スープが一斉に弾けて口の中いっぱいに広がります。今年は特にこの白菜が実に美味しい。えのきもまたいい味出してますし、こちらの農家さんでは豆腐ではなく厚揚げを使って栽培しているのが特徴的なんですね。こちらもまた味がよく染み込んでいて、そして熱々で……あっつ!
ふぅ、火傷してしまうところでした。
えー、そして今日は、つい先程まで収穫作業をしていたキムチ鍋農家のlitorumanさんにお越しいただきました。litorumanさん、お忙しいところありがとうございます。
――いえいえ、こちらこそありがとうございます。
今年のキムチ鍋の出来はいかがでしょうか。
――出始めとしては非常に形もよく、色、味ともによく出来ていると思います。もう少しすると今度はニラが入った物も出回るように鳴ると思いますので、そちらも楽しみにしていてください。
こちらの農家さんでは豆腐の代わりに厚揚げを使った栽培方法を行っているんですね。なにかこだわりがあるんでしょうか。
――厚揚げを使うことによって豆腐に比べ型崩れしにくく、しっかりと味が染み込んだ厚揚げを楽しむことが出来るのが特徴です。
今年は早い時期から寒い日が続きました。キムチ鍋の栽培に影響はあったのでしょうか。
――えー、例年はもう少し寒くなってから一気に食べごろに成長するキムチ鍋ですが、今年は寒さが増したこともあって例年より早めの収穫となりました。
それでは、初モノのキムチ鍋を待つ全国の方に向けてメッセージをお願いします。
――まだ出始めで小粒な物も多いですが、これから寒さが厳しくなるにつれて食べごたえのあるサイズ、農家毎に拘りのある具材を使用したキムチ鍋がお店に並ぶと思います。ぜひ、楽しみにしていてください。
litorumanさんありがとうございました。寒い時期にピッタリのキムチ鍋、皆さんもいかがでしょうか。それでは、スタジオにお返しします!
現場から、LITリポーターがお伝えしました。美味しそうでしたねぇ。
それでは、全国のお天気です――
今週のお題「鍋」