昇太師匠の着物の着方かっこいいんよなぁ
男物のリサイクル着物がヤバい
こんばんは、着物で生きようキャンペーンも早いもので一年以上が経ったLITさんです。分かりやすく異常だと思ってるんですが、それでもメイド通り歩いててビラ配りしてるメイドに「ヤバい格好のヤツおるやん」みたいな目で見られるとさすがに複雑な心境になります。
普段はネットで着物買うことが多い筆者ですが、たまに実店舗に足を運ぶこともあります。都内だと結構安く手に入る店舗が多くて、浅草なんかは場所柄なのか特に多い印象ですね。
この間も某店に行って何気なく店内を眺めていたんですが……あれ、男物がない。
店員さんに聞くと「ここ(棚の下の極僅かなスペース)だけなんですよ男物」
見れば、本当に何着かしかない。ほとんどが袷、単に至っては数える程しかありません。
ちょっと前までは結構リサイクルで出回ってたらしいんですが、最近は本当に出なくなったとのこと。流行り廃りなのか、あるいは絶対的に数がないのか。ハッキリとしたことはわからないそうですが、このまま行くと男物が店からなくなる日も近いんじゃないか……なんてことを言ってましたね。
安く手に入れて気軽に着回すがモットーだっただけに、これは困りました。
しかも、リサイクル物ってどうしてもサイズが小さいんです。日本人の体型がどんどん大きくなっていることもあり、現代人のサイズとリサイクルで多く出回ってる着物のサイズが合わない。身長170cm、中肉中背の筆者のベストサイズは身丈145cm、裄丈70cmくらいなんですが、まぁーーーー出回ってない。身丈は良くても裄丈が短いなんてのが多い。逆に、そのくらいのサイズを探そうとするともう新品しか無い。必然的にお値段も上がっていく。そんなジレンマです。
この日はなんとかいい感じのサイズでいい感じのお値段(3,000円)の袷が見つかったので良かったんですが……ちょっと考えなきゃいけないですねクォレハ。
商売根性がヤバい
また別のお店。
前述の通り、浅草って本当に着物屋さん多いんですよ。それこそ、老舗の超有名呉服屋さんから帯の専門店から、筆者みたいな安くパパっと手に入れたい人向けのリサイクル店まで。本当に多いんです。
だから、たまにヤバい店にも当たるんですよねやっぱり。
以前入ったのは、オバちゃんが1人でやってる小さなリサイクル着物屋さん。店構えが薄暗いのはまぁよくある光景なんですが、出てきたオバちゃんがジャージに法被っていう見るからにヤバい格好。
いや、別に着物屋だから着物でなきゃいけないとかそういうわけじゃないんですがね。
筆者を見るやいなや、あれこれ勧めてくるわ勧めてくるわ。
これはカモを見つけて買わせる人間の目だ。直感でそう思いましたよね。とりあえず言われるがままに袖を通して見ると、そのオバちゃん。
「まぁ~~~~~~~よくお似合いで!」
そういうマニュアルでもあるんですかね。確かに身丈、裄丈はいい感じのサイズ。見た目も派手すぎず、それでいて地味すぎない。春先にぴったりのいい色合いです。でもね、値段がアンサンブル(着物と羽織のセット)で4万て。パッと入った店でその値段は無理ですって。なんだったら表に激安1,100円! みたいなのいっぱい吊るしてたでしょと。初手4万はない。
でも、コチラがそれなりに好感触(っぽい反応)だったからオバちゃんすっかり調子に乗ったのか、次から次へと勧めてきます。値段も総じて2万、3万、5万と頑なにゼロは4個以上付けなきゃいけないのかっていう。っていうか筆者も材質には明るくないから知らないけど、本当にリサイクルでその値段するのかっていう。なんでもネットを信じるつもりありませんけど、3万あったらそこそこ良いものが買えますよ?
着物業界は闇みたいな話をたまに聞きますが、リサイクル物も一緒なんですかねぇ。
実際、ネットで見て買ったら書いてたサイズと違った……みたいな話も聞きますしね。というか筆者も何度かありますし。えっ、これ絶対身丈違うでしょみたいな。気をつけましょ、色々と。