嘉門タツオさん
105まで生きた曾祖父の話
筆者の家系は比較的長命の傾向があります。父方の曾祖父は105まで、母方の曽祖父も93まで生き抜いた人たちでした。中でも父方の曾祖父は生まれたときから一緒に暮らしていて、100歳を超えてからもずっと健康だった気がします。朝4時に目を覚まし、朝はお粥を食べていた曽祖父。
そんな曽祖父が着ていた着物を、父親が大事に取っておいてくれました。
筆者が和服で生きようキャンペーンを続けていることを知っている父親に言われ、一度袖を通してみることに。するとどうでしょう、身丈はほぼほぼピッタリ合うじゃありませんか。
これにはLITさんもビックリ。晩年は座っていることの多かった曽祖父ですので、立った時の身長はもっと低いと思っていました。でも、こうして着物の丈がほぼピタリ合うということは、それは筆者と身長がほぼ一緒だったという証拠にほかなりません。思い立って着物で生きようという我ながら頭のおかしいことをやってなかったら知り得なかった新情報。貰った着物は大事に着ます。
三十ン年生きてきて初めて知りました
皆さんは、自分の家の紋って知ってますか?
LITさんは先祖代々の墓も無ければ家紋の入った仏具があるわけでもないご家庭に育ったので知りませんでした。
それが、ひょんなことから知ることになったというから人生面白いものです。
先程の着物の続きなんですが、どうやら件の105まで生きた曽祖父が黒紋付を残していたらしく。ここで初めて我が家の家紋というのを見ることになりました。
丸に三つ柏と呼ばれるこちらの紋、調べてみると相当にメジャーな家紋のようです。佐藤さん鈴木さんポジションですね。よかった、妙ちきりんな名字だけど家紋はメジャーだった。
いやはや、ほんと何が起こるわからん人生ですね。まさか着物貰ってきた挙げ句家紋まで知れる日が来るとは。たまにはご先祖様大事にしようって思った、そんな日でした。