教授、安らかに
そろそろニュースも落ち着いたので、坂本龍一さんの訃報について書いても良い頃でしょうか。
いやぁ…………素直にショック。癌は随分前に公表していたし闘病中なのも知ってたんですが、それでもまだまだ元気な姿を見せてくれるものだと思っていた矢先のことでした。
これは人にも話したことなんですが、「呼ばれる」っていうのがどこかであったのかなぁと思ってしまったり。幸宏さんの訃報が1月中頃で、それから2ヶ月ちょっとで教授までこの世を去ってしまった。こんなに一気に訃報が続くと、普段ならへへらっと笑っているLITさんも、さすがにぐったりとしてしまいます。
でも、そう思うことは一方で、それだけ教授の――YMOの音楽が自分の中で大きくて大切なものだったのだろうということでしょうか。答えはわかりません。でも今は、このぽかんと空いた喪失感のような何かを、どこか懐かしくも愛おしく思いながら生きていくしかないのだなぁと思うばかりです。
世界のサカモトという呼び名も好きですが、個人的には知的でどこか理屈っぽくて、それでいていつまでも少年のような無邪気さで、文字通り音を楽しみながら生き抜いた「教授」という呼び名が大好きでした。
ご冥福を、お祈りいたします。