当日券もあるでよ
こんがりクラブが日曜昼から木曜夜にお引越ししました
秋葉原の小料理屋「やきもち」さんで隔週日曜日の11時から開催していた若手二ツ目噺家の二人会「こんがりクラブ」が、例の病魔の緩和を受けて隔週木曜日の19時開催に移動しました。
スケジュール以外の変化としては、予約者には女将さん特製の美味しい料理と、そして飲み放題が付いてきます。落語2席に打ち上げまでついて7,000円は正直安い。しかも、栄えある第1回目の演者が雛菊さん、かけ橋さんというこれまた筆者が贔屓にしているお二人。
月初の社畜ウィークを乗り切り、なんとか間に合って会場入りしました。
楽しい落語、和気あいあいの打ち上げ、時々サプライズ
席に着くと、もう料理が用意されており。
飲み放題だったので、迷わずビールを注文。仕事終わりのビールは最高です。
そして、女将さん特製の料理の美味いこと美味いこと。
始まる前からいい心持ちで、いやぁいいスタートです。
OPトーク
夜に移ってもこんがりクラブらしく呼び込みからのOPトークから始まります。
と、ここで雛菊さんがケーキを持って登場。そうです、数日前に誕生日を迎えたおかみさんのサプライズお祝いです。いいなぁ、こういう雰囲気が小さな寄席の醍醐味って感じで好きです。
かけ橋さんと雛菊さんの軽快なトークもそこそこに、幕が上がります。
反魂香 春風亭かけ橋
かけ橋さん、二ツ目1年とは思えない程にやっぱり上手なんですよね。いやまぁ厳密には”かけ橋”として1年なわけですが、それを差っ引いてもやっぱり上手い。表情といい間のとり方といい、見る度にどんどんアップデートされていく姿は将来が本当に楽しみです。反魂香、なんだか久々に聞いた気がします。今回のサゲは初めて聞きましたが、いいですねあれ。
妾馬 古今亭雛菊
そう言えば上がったばかりでしたか、妾馬。二ツ目昇進してから1年ちょっと、子別れに船徳に妾馬と順調に師匠の得意ネタを自分のものにしていく雛菊さんの姿勢に惚れ惚れします(厳密に言うと子別れは雲様から教わってるのですがまぁ誤差だよ誤差)。
なんだろうなぁ、八五郎の人柄っていうか人間味っていうかそういうのがすごく出てる妾馬でした。博打打ちでがらっぱちなんだけどめっちゃ家族思いのいい兄貴なんですよね、八っつぁん。それが凄くよく出ていました。
幕が降りた後は女将さんも交えてみんなで打ち上げタイム。
いろんな話に華が咲き、途中でお祝いのスパークリングワイン(金箔入り!)も空いたりして、気付けばあっという間に閉店時間。ご常連のお客さん達も交えて色々と話も出来たし、なによりあの場の雰囲気がとても良かったです。
また行こう、そう思える夜公演でした。