本の日のイラスト好き
丁寧な作りで安心して見られそうです
4月から放送が開始した「とと神」ことぬじま先生原作コミックのアニメ化作品「怪異と乙女と神隠し」。原作1巻から推している筆者が度々ブログでも取り上げ大絶賛するという、令和のデスブログの呪力にも負けずアニメ化まで漕ぎ着けた稀有な作品です。
※原作ネタバレあり
※原作ネタバレあり
例によってアマプラで配信してくれるというテレビ無いっ子のLITさんにとってはありがたい放送環境なので、おっかなびっくり見てみることにしました。
何がおっかなびっくりって……やっぱり、原作読んでると原作読んだなりの「俺の考えた最強のアニメ版とと神」像が出来上がるわけで。脳内CVとアニメ版CVの乖離にずっと悩まされているという話はこのブログでも再三してきましたが、第一話を見た感想としては「安心して見れる」この一言に尽きます。
脚本について。
原作を丁寧になぞりつつ、来たるべき後の物語に関する材料もしっかりと撒いていくという丁寧っぷりに思わず膝を打ちました。菫子さんと化野くんの物語であるという根幹をしっかりと捉え、原作のあのホラーともサスペンスとも違う、インターネット掲示板の都市伝説のような雰囲気がしっかりと出ていて良かったです。
声優について。
一番最初に取り上げた(もう4年前ってまじですか)記事で化野くんの脳内CVを花江夏樹さんと書きましたが、今日に至るまでその配役は変わっておらず。そうなるとアニメ化した際にアニメ版声優と喧嘩することがしばしばあるのでそこが怖かったのですが、山下大輝さんが筆者の想定通りの化野くんをやってくれまして。いやはや、声優ってすげぇや。俺音響監督もこれには納得です(偉そう)。あと素直にファイルーズあいさんはまじですげぇとしか。ダンベルで知った彼女ですが、もうどのアニメでどの役やらせてもしっかりそのキャラを作り上げてくれる実力派声優ですホント。あと駅員役に野沢雅子さんキャスティングしたのまじで天才だと思いましたね、ハイ。
第二話以降は配信だともうちょいあとになりますが、どうやら畦目先生が堀江由衣さんだと聞いて密かにワクワクしております。何にしても、この調子なら完結まで(どこまでやるのかわかりませんが)安心して見られそうです。
もうね、嬉しいよね
さて、今後の展望と書きましたが、わかりやすく言うと原作未完作品あるあるで「どこまでやるの?」問題です。それに関してですが……あ、一応言っておくとガッツリと原作のネタバレになるのでアニメ派の人は一旦ここで読むのをやめておいてもらったほうが良きです。
ということで、仕切り直し。
アニメのOPを見ると、ガッツリはっきりしっかりくっきり映っているわけです、猫の王が。
映ってるってことは、ちゃんと猫の王編やってくれるってのはほぼ確定なわけで。いやぁ……楽しみすぎる。全エピソードの中でもトップクラスに良かった話なだけに、このワンカットだけで視聴継続確定です。