ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

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2024.05.18 アトリエそら豆「第69回そら豆落語会 ひなぎく独演会vol.7」

祝・誕生日記念

 

vol.5以来のそら豆さんです

昨日は、祖師ヶ谷大蔵の「アトリエそら豆」さんで古今亭雛菊さんの会を見てきました。前回はちょうどマッキーの仙台公演と被っていて行けませんでしたが、今回は遠征の予定もありませんでしたので。裏でイベントやってたりTheSECONDやってたりと何かと催し物満載な日でしたが、好きな噺家の独演会は可能な限り行くがモットーですので。

もう恋なんてしない……じゃない。もう袷なんて着ないという強い意志でお気に入りの木綿に身を包み、いざゆかん祖師ヶ谷大蔵。待ってろアトリエそら豆。

 

会場片付けもお弁当もお母さんのキャラも全部込みでそら豆落語会は楽しい

好きなお弁当のおかずは唐揚げ。

改めましてこんばんは、LITさんでございやす。

 

祖師ヶ谷大蔵駅を出て、そら豆までは一直線。会場に入ると、何やら大きなカメラが数台控えているじゃありませんか。もしや情熱大陸……ではありませんでした。

「寄席チャンネル」というスカパーのチャンネルがあるらしく、その撮影が入ったとのこと。それとは別口でYouTubeの(雛菊さんのではない)撮影もあったらしく、カメラだらけの会となりました。

 

鰻や

雛菊さん、鰻屋持ってたんだ。というのが最初の感想。前座時分雲助師匠から教わったという鰻屋は、まさに噺家の真髄といわんばかりの業でした。所作や勢いは本当に鰻がそこにいるような光景が見えましたし、ダイナミックな動きが見ていて楽しい高座でした。浅草や吾妻橋など、東京に住むようになってから解像度の上がった名前が出るとフフってなりますね。

 

黄金の大黒

何度目かの雛菊さんの「黄金の大黒」ですが、全体のわちゃわゃ感が雛菊さんによく合っていて、お客さんもよく笑ってるのが見えました。長屋の噺を聞いていると、長屋連中の暮らしというのがなんとなく想像されます。決して裕福ではないながらも(店賃を溜め続けるくらいなので)江戸の町人の気さくで愉快な暮らしぶりが伝わってくる、そんな高座でした。サゲは個人的にはこっちのほうが(恵比寿を連れてくる)好きですね。

 

佐々木政談

仲入りを挟んで、トリは佐々木政談。南町奉行所の噺ですね。

筆者はこの、雛菊さんの佐々木政談が好きでして。桶屋の倅の白吉が実によく似合ってる。子は鎹もそうなんですが、子どもの出てくる噺がよく似合う噺家だと思ってます。頓智頓才に秀でた白ちゃんの名奉行っぷりと子供らしい奔放さ、それに振り回される大人という構図は何度見ても笑いが溢れます。サゲもスッキリしていて(桶屋はどうする?→捨ておけ(置け/桶))トリに相応しい、楽しい口演でした。

 

もうひとりでそら豆の片付けできるまである

終演後は、恒例となったお弁当タイムと言う名の打ち上げ。

毎回趣向を凝らしたお弁当で嬉しくなっちゃいますね。ハンバーグが手作りなのがポイント。なかなか一人暮らししてると手作りのハンバーグって食べる機会ないですもんね。

高座も終わり、一仕事やりきった雛菊さんを交えての打ち上げ。高座の片付けから机の配置まで、もう幾度となくこき使われ手伝ってきたのですっかり手慣れたものです。このおよそ普通とは違う雰囲気がそら豆落語会の楽しみだと筆者は思ってます。来月6/23は新しい落語会。こちらも楽しみに待ちましょう。

お母さんお手製のケーキまで。ごちそうさまです。

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