ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

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秋葉原で落語会掛け持ち(「こんがりクラブ」「古今亭雛菊が秋葉原の乙な蕎麦屋で落語と推し語りをする会」)

楽しい会でした

 

二度目のこんがりクラブはアリスと着物で

今日は、昼から夜までずっと落語見て過ごしてました。

まずは、先月もお邪魔した小料理屋やきもちさん主催の「こんがりクラブ」

yakimochi.info

前回は歌彦・雛菊の組み合わせでしたが、今回は好二郎・雛菊ペアで1席ずつ。

普段は料理屋さんなので決して広い会場ではないものの、長くやっている会だけあって女将さんの手慣れた感じが見ていて非常に心地よい会です。

 

1.辰巳の辻占 古今亭雛菊

「手練手管なんて言葉がある通り――」こう来たらお見立てです。筆者の好きな噺なのでこれは嬉しい……と思っていたら、あれ? 登場人物が違う。なるほど、この間ネタおろしした辰巳の辻占ですか。お見立ての喜瀬川花魁もそうだし崇徳院の女将さんもそうですが、雛菊さんの噺に登場する女性は実にキャラクターが立っていてクセになります。小憎たらしいと言うと語弊がありますが、人間味があって非常にいいんですよね。

余談ですが、マクラで益体のない話をしている時の所作や話口調が本人は無意識なんでしょうけど師匠ソックリなんですよね。「○○だよぅ~~」っていう感じのアレです(伝われ)

 

2.鰻の幇間 三遊亭好二郎

雛菊さんが二ツ目になって以来初めて高座を見たという好二郎さん。かけたネタは鰻の幇間でした。夏はよく掛かるネタですが、この時期に聞くのはなんだか新鮮な気がしますね。酒を飲む所作や鰻を食べる仕草、これがまた美味しそうなんですよねぇ(実際は酒も料理もクソ不味い噺なんですが、そこは太鼓持ちってことで)。

語り口調は師匠譲りで非常に快活で、聞いていて気持ちがいい落語でした。円楽党の方々は(若手は特に)聞ける機会が限られているので、こういう会は嬉しいものですね。

 

好二郎さんが、今月に入って私服で着物を着るようになったけど周りの目とかいろいろあって悩んでるみたいな話をしてました。経験者として偉そうに言うと、慣れます。あと、普段遣いするなら化繊一択です。クリーニング代がまじで馬鹿にならなくなるので。

 

乙な蕎麦屋でオタク語りしてサッカー見て帰ってきた。あれ、落語は?

お昼をはさみ、先ほどの会場であるやきもちさんから徒歩1分という激近な場所にあるお蕎麦屋さん「つなぎ庵」さんで本日2軒目の落語会です。こちらは雛菊さん単独となっていて、木戸銭の他に希望すれば終演後の打ち上げがついてくるという素敵プラン。もちろん、美味しいお蕎麦目当てで打ち上げまで参加です。

 

1.子ほめ 雛菊

今日はリベンジのつもりで来ました。というマクラから入った落語界の広瀬アリスこと雛菊さん。なんのリベンジなのかと思ったら、先日の「アトリエそら豆落語会」のリベンジでした。

八っつぁんと熊さんをいきなりトチったことで急遽新聞記事に舵を切った先週のリベンジを無事に果たすための子ほめ。前座時代からそれはもう数多くやってきたであろう感じが自信となって高座にあらわれてますよね。こんがりクラブもそうですが、こういう小さくてアットホームな箱でのびのびやる姿が非常に素敵で応援したくなる噺家さんだと筆者は思います。

 

2.推し語り

推し語りとはなんぞや。それは、推しについて語ることです(小泉構文)。

好きなアニメの話、アイドルの話。オタクは好きを語りだしたら止まらないから仕方ない。前情報なしでまどマギを見始めて3話の途中で一度視聴やめたまま半年放置するってある意味奇跡的じゃないですか? 百合の間に挟まる男撲滅派ということがわかり、筆者は首がもげるくらい縦に振りました。

いやぁ、オタク語りって楽しいですね、ホント。

 

3.崇徳院

崇徳院は徐々にぶっ壊れていく熊さんと長屋しか目に入ってない女将さんのぶっ飛んだキャラクターが本当に魅力的。それをしっかり描ききってる雛菊さんの崇徳院は本当に面白い。お見立て同様、これも回を重ねてどんどんアプデされていっているのがわかります。

瀬をはやみ~、瀬をはやみ~。

崇徳院と言えば個人的には当代文治師匠の印象が強いですが、雛菊さんの崇徳院もクセになる良さがあるのでまたどこかで聞けるのを楽しみにしています。

 

落語会はここで終了。ここからは打ち上げです。

美味しそうな料理とお蕎麦の写真を撮り忘れるという大失態を犯したので、写真は無断転載しておきます。

この他にもお刺身が出たんですが、本当にどれも美味しかった。そして、一緒に頼んだ日本酒が染み渡る美味しさだった。最高ですね。

打ち上げでいろいろな話をしたんですが、雛菊さんが割とまじで筆者と同時期くらいにどっぷりニコニコ動画に浸かっていた人間だということが判明したのが一番の驚きでした。よもや2022年になって、それも噺家さんとななひらさんの話題で大盛り上がりするなんて誰も思わないじゃないですか。

www.youtube.com

Nanairo Ribbonが4年前……?

 

隣りに座っていた主催の人がまさかの直近のM3一般参加者だということもあり、無駄にM3オススメするおじさんになってました。いやでも実際あの頃の歌い手や踊り手に造詣が深いオタクなら行って損はないと思うんですよね。

いろんな懐かしいオタク語りしながら相撲中継見たりサッカー見たりしながらのんびり話せて楽しかったです。こういう会が増えるといいですねぇ。

 

 

雛「他に好きな歌い手さんいます?」

L「あとはnayutaさんとか……」

雛「アルファベットのnayutaさん?? you歌ってた????」

 

どんな因果を辿れば好きな噺家と古参歌い手の話で盛り上がれる世界線で生きる羽目になるのか。

あと、りりりちゃん成長しすぎビビるわネタは誰にでも刺さるのでこれからも積極的に振っていこうと思います。基本的に寄席芸人好きが集まる場所なので「山上兄弟みたいなもんです」で周りに通じるホントありがたい。

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